映画と生活

映画のあるとき 映画のないとき

映画と睡眠の良好な関係について

うとうと

すやすや

 

寝ていることを表現する日本語は美しいですね

 

床に就く

枕に頭を預ける

まぶたを閉じる

 

寝ることの表現もまたをかし

 

こんばんは

今日は映画と睡眠の関係について記してみたいと思います

 

映画を観ていると

突然睡魔がどこからかやってきて

ぼくを容赦なくぶん殴り続けてくる

何度立ち上がろうとしても

一向に収まる気配はなく

最後はただただ敗北する

こんな経験 誰もがあると思います

 

映画を観だした当初

こうやって鑑賞しきれなかった自分に対し

深い憤りや激しい苛立ちを感じることも多かったのですが(そこまでではない)

あることに気がついてから

映画観ながら睡眠

「映眠」

(とでも言いますか)

を受け入れるようになりました

 

それは

映画を見ながらうとうとしている瞬間こそ

大人が最も無防備でどうしようもなく弱く

それでも強大な敵に対しどうにか戦おうとしている

愛しいシーンであるように思えたからです

 

大人になると

無意識と意識の間に

入ることはあまりないかと思います

特に自らの意思では入れないですよね(クスリダメ絶対)

 

でも入りたい(ですか?)

どちらかと言えば入りたい

週一くらいで入りたい

お酒で簡単に入れる方はいいですが

みんながそうではないと思います

 

でも「映眠」なら入れます

毎回ではないですがある時突然前触れもなく

 

予期していないからそれがいい

入る瞬間ももはや覚えていない

それくらい気持ちがいい

そう思いませんか?

 

睡眠を誘う映画は

面白くないからではない

映像の揺らぎ

音のリズム

淡々と進むストーリー

これらが絶妙な塩梅で肩を組んだ時

それは突然やってくる

むしろ良作こそ「映眠」を呼ぶこともあり

また挑戦したくなるというものです

 

最後に高確率で「映眠」がやってくる映画を紹介します

いずれも巨匠の作品ですね

 

ノスタルジア


ノスタルジア(字幕版)

 

『さらば、愛の言葉よ』


さらば、愛の言葉よ

 

不眠症の方々へ

 

病院ではなく

まずはこちらを処方されてみてはどうでしょうか

きっとよく眠れます

おやすみなさい