映画と生活

映画のあるとき 映画のないとき

『香川1区(2021)』勝った51と残り49とは。

1.作品情報 2.あらすじ 3.監督 4.レビュー(一部ネタバレあり) 小川淳也を世に知らしめた作品『なぜ君は総理大臣になれないのか』からたった1年。大島新監督は、休む間もなく、続編を世に放った。焦点は、2021年秋の衆議院議員総選挙における、香川1区であ…

映画レビュー『ドライブ・マイ・カー』傷跡を見つめるということ。

1.作品情報 2.あらすじ 3.監督 4.主要キャスト 5.レビュー(一部ネタバレあり) 昨年劇場で見た本作。カンヌ映画祭では脚本賞を受賞し、その時も大いに盛り上がったが、今ではアカデミー賞の作品賞にノミネートされたということで、連日話題に事欠かない。待…

映画レビュー『HEAT(1996)』なぜあのシーンがすきですきでしょうがないのか。

1.作品情報 2.あらすじ 3.主要キャスト 4.レビュー(一部ネタバレあり) 映画史に残る銃撃戦として名の知れた本作。 171分の長尺であることを言い訳に、これまで後回しにしてしまっていたが、 ようやく見ることができた。 背中を押してくれたのは、とある小…

映画レビュー『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち(2020)』好きか、嫌いか。

1.作品情報 2.レビュー 1.作品情報 ヘルムート・ニュートンと12人の女たちHelmut Newton - The Bad and the Beautiful2020/ドイツ https://helmutnewton.ayapro.ne.jp/images/top_sp_bg.jpg 2.レビュー 写真を見て、感想を求められる時、自身の語彙力の無さ…

映画レビュー『サマーフィルムにのって(2020)』映画を未来につなぐ、夏。

1.作品情報 2.あらすじ 3.監督 4.主要キャスト 5.レビュー(一部ネタバレ) 1.作品情報 サマーフィルムにのって 2020/日本 監督:松本荘史 https://movies.yahoo.co.jp/movie/374080/ 味わうべき旬を大きく過ぎしてしまってはいるが、昨年の話題作が近くで公…

映画レビュー『ハウス・オブ・グッチ(2022)』緊張と緩和。悲劇で、喜劇。

1.作品情報 2.あらすじ 3.監督 4.主要キャスト 5.レビュー(一部ネタバレあり) 1.作品情報 ハウス・オブ・グッチ Houe of Gucci 2021/アメリカ 監督:リドリー・スコット https://house-of-gucci.jp イタリアが誇るラグジュアリーブランド「GUCCI(グッチ)…

相手を想うこと『陸軍(1944)』

お中元の季節がやってきた。仕事柄、毎年この時期は各お店の繁忙を手伝うべく、西へ東へ応援へ出る。もちろん自分の意思ではなく、社内の決まり事である。久しぶりに一日中接客をしていると、厳しいデパート業界ではあるが、毎年毎年、お中元やお歳暮の申し…

髪の毛と『チチを撮りに(2013)』

髪の毛が荒れている。痛んでいるという意味よりは、伸びっぱなしで、整えられていないという意味合いだ。元々、サラリーマンにしては長めの髪であること(耳はもう10年以上出していない。だからどうした)に加え、パーマをあてること早10年。幸にして毛量が…

映画館で映画を観るということ『デッド・ドント・ダイ(2019)』

映画館に行ってきた。再開したらすぐにでも行こうと思っていたのに出遅れた。タイミングが悪く仕事が繁忙期に入ったからだ。でも、仕事がちゃんとあり、さらには忙しいということはありがたいことだ。とやかくは言うまい。 再開が決まる中、復帰作は何が良い…

USBと『おいしい家族(2019)』

USBにはTYPE AとCがある。みなさん、ご存知だろうか。もちろん知ってるし、使いこなしている人もいるだろう。でも、知らないし、これからGoogle先生に聞く人もいるかもしれない。そもそも知りたくないし、興味もない人もいるだろう。ぼくはというと、ちょっ…

『リチャード・ジュエル(2019)』/Richard Jewellからの学び

やるせない。と言うより憤りがある。何のことか。自分の不手際についてだ。 今日カード会社から6月分の請求書が届いた。いつものように明細を確認した。新聞。携帯。Amazon prime。Netflix。英会話。スーパー。 いつも通りで何の問題もない。むしろ、外食が…

『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから(2020)』/The Half of itからの学び

極力外出を減らしているにもかかわらず小銭入れを紛失した。出張で訪れたフランスで、尊敬するデザイナーに頂いた大事な小銭入れだ。ユニークな形に、お会計の際の話も弾む。先日は「お兄さん、面白い小銭入れ使ってるから50円割り引くよ」と店員さんに言わ…

『天国と地獄(1963)』からの学び

自粛生活はいかがでしょうか。 ぼくは仕事をしながら、いつも以上に映画に浸れる生活に、ほくほくしております(新潟にほくほく線というかわいい名称の路線がありますね)。 ですが一つ不満も。それは食事です。 自炊を頑張ってみたり、スーパーの惣菜を色々…

『静かな生活(1995)』からの学び

近所のインドカレー屋さんへ行きました こう言っては失礼ですが どの駅にも一つはありそうな インド人の方による 大衆的なインドカレー屋さんです 注文を終え ナンでカレーを楽しんでいた頃 入口で青年が聞いていました 「普通のカレーありますか?」 普通の…

『デス・プルーフ in グラインドハウス(2007)』/Death Proofからの学び

コロナ対策として ランニングを開始して早1ヶ月 薄々感じてはいましたが 今日認めました 尋常じゃないくらい 右膝が痛いです コンクリートの上を走っているからか 慣れない運動を急に始めたからか 健康な体は程遠いですね さて本日はこちら 『デス・プルー…

『トラフィック(1971)』 /Traficからの学び

映画で学んだことは数多い トレンチコートの着こなし タバコを吸うタイミング 女性の口説き方 報われない労働 悲惨な戦争と日常 皆さんもきっとたくさんおありでしょう 映画において 好みか好みでないということはありますが 基本的にどの作品からも学びがあ…

この邦題が好きだ②

昨日は久しぶりに知人と会い 近くの河川敷でお酒を飲みました (褒められる行為ではありませんが 密を避け距離を確保しております) 久しぶりの人との飲食は 酔いを促進させるのか 会話もほどほどに そのまま数時間微睡むことになりました 雲ひとつない青空…

この邦題が好きだ①

今日は邦題問題について なんかこのように書くと 政治色が出ますね 邦題問題と先進国のイデオロギーについて みたいな すいません イデオロギーって言ってみたかっただけです 政治とは関係のない(そんなことはありませんが) 映画の邦題に関する個人的嗜好…

早く映画館に行きたいという話

丁寧に暮らす ごくありふれた表現ですが 今のぼくの生活にしっくりくる感じがあります 2013年 転勤で東京に来たぼくは 会社の研修でビジネススクールに1年間通っていました ビジネススキル全般を磨く多種多様な講義 グループや個人で 毎週のようにある新規事…

まだ映画に登場していない日用品について

在宅ワーク テレワーク リモートワーク 急に世界に登場したこれらのことば まだどのことばもしっくりきておりませんが かれこれ1ヶ月ほど自宅で仕事をしておりますが(仕事になっているかは知りません) 仕事ができる机と椅子がありません こんばんは 長期戦…

自宅で映画でも観てたらいいじゃない

緊急事態宣言以前より 休日はステイホームを実践し ひたすら映画に取り憑かれておりますぼくです こんにちは 新型コロナウイルスの感染が止まらない そんな中、各方面で今話題の 『コンテイジョン』を観ました 映画「コンテイジョン」予告編 既にご存知の方…

映画と睡眠の良好な関係について

うとうと すやすや 寝ていることを表現する日本語は美しいですね 床に就く 枕に頭を預ける まぶたを閉じる 寝ることの表現もまたをかし こんばんは 今日は映画と睡眠の関係について記してみたいと思います 映画を観ていると 突然睡魔がどこからかやってきて …

映画を1000本観たぼくが思うこと

「こんにちは」 「会えなかった時のために こんばんは おやすみ」 『トゥルーマン・ショー』の有名なセリフで(合ってるかは知りません) スタートしてみましたブログ初日 いきなりテンションを誤っているのかもしれませんが お付き合いいただけますと幸いで…