『トラフィック(1971)』 /Traficからの学び
映画で学んだことは数多い
トレンチコートの着こなし
タバコを吸うタイミング
女性の口説き方
報われない労働
悲惨な戦争と日常
皆さんもきっとたくさんおありでしょう
映画において
好みか好みでないということはありますが
基本的にどの作品からも学びがある
そう思っていつも映画を観ています
学ぶことと習得することは違います
上記に記載した項目の内
恥ずかしながら習得できたことはありません
習得できなくてもいい
習得する必要がなくてもいい
知ることで触れることで
自身の見識を広げることができる
ふむふむそうなのねそういうこともあるのねと感じることができる(そりゃそう)
そう思っていつも映画を観ています(わかったよ)
ということで
これからはぼくが映画で学んだことについて綴ってみようと思います
(鋭くて深い誰もが感心する考察ができないことによる苦肉の策)
本日の映画はこちら
『トラフィック』(1971)
Trafic
1971/フランス・イタリア合作
言わずと知れた名匠ジャック・タチによる長編です
あらすじはこちら
「ぼくの伯父さん」シリーズの喜劇作家ジャック・タチによる最後のフィルム作品となった長編第5作。
パリの自動車会社で設計技師を務めるユロ氏。アムステルダムで開催されるモーターショーに新型キャンピングカーを届けることになった彼は、広報のアメリカ人女性マリアやトラック運転手らとともに現地を目指す。ところが、パンクや渋滞、交通事故など、様々なトラブルに見舞われ……。
2014年「ジャック・タチ映画祭」にて、コマ落ちしていたフィルム4分を復活させた完全版を上映。
引用元 映画.com
ジャック・タチ節炸裂という感じの
ユーモア溢れる力の抜けた洒脱なコメディです
内容ももちろん良いのですが
こちらのキャンピングカーの描写のためだけでも
観る価値があります
備え付けのテントはもちろん
クラクションが髭剃りになったり
フロントで肉が焼けたり
ばかばかしくて愛らしい機能に溢れておりますが
みんな至って真剣です
警察官がキャンピングカーにのめり込むこちらの場面で
思わず頬が緩むことでしょう
他にも
ジャック・タチ以上は見当たらない
ハーフコートの着こなしも必見であります
さて
色々書きましたが結局のところ
この映画による学びは以下の通りです
- 信号待ちや渋滞で、人は鼻をほじほじする
- 毛皮のベストは、ほぼヨークシャー・テリア
- 雨の時、車より地下鉄より相合傘がいい
以上